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記事: プエブロでつくる本革ブックカバーの魅力

プエブロでつくる本革ブックカバーの魅力

プエブロレザーは使う度に艶やかさを帯びていく、世界中にファンがいる、上質なイタリアンレザー。イタリアの老舗タンナーが作り出す鮮やかで世界中の人を魅了するそのカラーと、表面に施された無数のスクラッチ加工がこれまでの革と違ったイメージになり、とてもワイルドで、とても繊細な印象を与えてくれます。

今回、ブックカバー開発にあたりこだわった素材。様々なレザーがある中で、「プエブロレザー」を選んだのはその独特な手触り。ブックカバーは他の革小物製品よりも手にもっている時間が長く、手に触れる感触がとても大切だと感じました。

お財布や名刺入れのように、手に触れている時間がそれほど多くないアイテムと比較したときに、ブックカバーは読書中、ずっと手に持っています。つまり読書中、ずっと革に触れている状態になります。

  

ずっと手に持っていてもなんだか心地いい、そんな手触りを求めて選んだのがプエブロレザーでした。

 

プエブロレザーの手触り

プエブロレザーは、表面に無数のスクラッチ加工がされているため、初めはマットでザラリとした和紙のような感触があります。これは革の表面をヤスリがけなどで起毛させたもの、つまりヌバックと呼ばれる仕上げによるものです。また、真鍮製のブラシを使った毛羽立ちが特徴的です。驚きなのは、この工程はすべて職人の手作業によって仕上げられているということ。

タンナーさんが美しく仕立てた革を使って、私たちの手に届き、それが製品化してみなさまの元に届く。なんだかとても嬉しい循環を作れているような気がして、UNROOFで革小物を作り続けることにも、とてもやりがいを感じます。

丹精込めて付けられたその無数のスクラッチがあることで、より経年変化もしやすく、そして使う度に表面からは和紙ような手触りはだんだんと手馴染みのいい艶ややさを帯び、滑らかで柔らかい質感に変化していきます。

この変化が面白いのは、しっかり見るともちろんしっかりと変化しているのですが、毎日、本当に使う度に少しずつ少しずつ変化しているので、毎日の中ではなかなか気づかず、とても自然な形で変化していきます。

こんなに変わっていたのね!となんだか革の成長を見守っているような感覚になります。

プエブロレザーの生みの親

プエブロレザーは、イタリア・トスカーナ州にある、「バダラッシ・カルロ社」によって生み出されました。世界中に沢山のファンを持つタンナー、バダラッシ・カルロ社は、社名にもなっているバダラッシ・カルロ氏によって、1967年に創業されています。プエブロレザーの他にもミネルバシリーズのミネルバ・ボックスや、ミネルバ・リスシオといった人気レザーも生み出しています。
バダラッシ・カルロ社は、時代の変化によって衰退していたトスカーナ州の伝統的な鞣し製法である「バケッタ製法」を現代に蘇らせたことでも有名で、その技術は高く、世界中から参考にされています。プエブロを参考にした革もたくさん生み出されており、どれもタンナーさんならではの色の違いがでていて、とても素敵な色合いをしています。

プエブロレザーで愉しむ本革ブックカバー

本題に戻りますが、そんな肌触りに魅了され、今回プエブロレザーで仕立てたブックカバーですが、本を読めば読むほど、艶のある佇まいに変化していきます。

様々な本を読み、いろいろな厚みの本に装着し、開いて、閉じて、また開いて。旅行先でも、通勤電車でも一人キャンプのときでも、また開いて。そんな風に一緒に過ごしていると、「あら、こんなに変わったのね!」とその変化と新たにみせてくれる艶やかさに魅了され、なんだか長年を共に過ごしていた相棒のような安心感を与えてくれます。 

 

時代としては紙の本離れが進んでいるなんていうけれど、やっぱり紙。という人も。電子書籍ももちろん読むけれど、紙の本も。手元にとっておきたい本ほど、大切にしておきたい。そんなとき、このブックカバーで優しく包み込んであげられるように、どんな厚みでも対応できるブックカバーでぜひ読書ライフを楽しんでいただけると嬉しいです。

 

 

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